ドイツの情報源で伝えられた記事を一部ずつ紹介します。
予想外の出来事
カタールでのワールドカップで、ドイツは初戦を終えて、すでに至難の業を強いられている。日曜日のワールドカップ敗退も脅威になってしまった。
ドイツ代表は、違うことを想像していた。
2022年カタール・ワールドカップの開幕戦で、ドイツチームは劣勢の日本に1-2で敗れた。 ハンジ・フリックのチームは、日曜日に行われるスペインとのグループ第2戦を前に、すでにプレッシャーにさらされている。日曜日にワールドカップ敗退の可能性だってある。
カタールW杯：日本が勝ち点を取れば、ドイツ代表は敗退する
ドイツ代表は、すでにグループリーグ第2戦のスペイン戦で、雌雄（しゆう）を決することになる。もう一回負ければ、2018年に次ぐドイツの予選リーグ敗退は確定したも同然だ。日本がコスタリカ戦で少なくとも引き分けに持ち込めば、ドイツチームが日本やスペインを上位2位から引きずり下ろす可能性はゼロになるからだ。
部分引用/翻訳 Rechenspiele nach verpatztem WM-Auftakt: So scheidet die DFB-Elf bereits am Sonntag aus
開幕から大惨事
ドイツ敗れる! 99分で終わり。日本の勇気は報われた。
しかし、ドイツは何度もチャンスを作っているのだから、この試合を落とすわけにはいかなかった。結局、ディフェンスラインのミスが多くて、勝利を逃すことになった。特に2点目はひどい守備だった。
イルカイ・ギュンドアンは試合直後のインタビューで、”ワールドカップでこれほど簡単なゴールはないだろう “と語っている。
日本が8分で逆転、ドイツはW杯で誤算。日曜日に敗退の危機があるのでしょうか？そして、全く違うタイプのスペインがやってくる。2敗目を喫し、グループステージ敗退は確定したも同然だ。日本は8分で試合をひっくり返し、ドイツはひどいスタートを切った。
部分引用/翻訳 Deutschlands Acht-Minuten-Debakel gegen Japan: WM-Aus schon am Sonntag?
ドイツ代表は、試合の3分の2ほどは日本に対して説得力を発していたが、その後、明らかな失速、その責任は代表監督にもある。マヌエル・ノイアーもまた、責任の一端を担っており、「大惨事」と語っている。
残酷なまでの失望感と羨望
ドイツ代表監督のフリック。”残酷なほどの失望感 “ドイツ人監督ハンジ・フリックは、おそらく同僚の森保一に「羨望」を感じていたようだ。森保監督は、記者会見前に日本人記者たちからも拍手を受けた。
終盤のドイツのパフォーマンス低下。このようなことが西ヨーロッパでもよくあることというのであれば、フリックに拍手を送るためには、70分くらいで試合が終了していなければならなかっただろう。
その時点では、ドイツ代表は1-0でリードしていただけだったが、明らかに優勢で、さらにいくつかの非常に良いチャンスを逃していたのだ。また、ディフェンス面でも、合格点に達しているように見えました。アントニオ・リュディガーは、ディフェンスチーフの役割を華麗にこなした。ムシアラが見せた実力攻撃面では、ジャマル・ムシアラは、並外れた才能というよりも、すでにトップスターに近い存在であることを示した。そして、ドイツ代表チームには常に織り込み済みでなければならないことが起こった。パフォーマンスの低下、選手たちはより神経質になり、同点ゴールへの恐怖が伝わってきたのだ。「以前のようにピッチで自分たちの力を発揮できない」とノイアーは苦言を呈した。もう日本に対して “崩れ “が出るなんて、大袈裟だ。」とノイアーは批判した。
日本の勝ち越しゴールまでの連鎖的なミス
VfLボーフムの浅野拓磨が決定的なゴールを決めたゴールポストの隙間は、GK、特にマヌエル・ノイアーのようなクラスのGKが空けるべきものではないのだ。
リュディガーとニコ・シュロッターベックは、浅野へのロングパスは予測できたのだから、いつものように一歩下がるべきだった。致命的なミスをしたシュロッターベックは、観戦者にほとんど同情を誘うものだった。
しかし、試合が動いたのは相手のせいでもある。日本の森保監督は、ニーズに合わせて戦術を変え、うまく変化させていったからだ。
ゴールを決めた両選手と、ドリブルでドイツのディフェンスに問題を起こした南野拓実が新たに加わった。ドイツのフリック監督は、特に1つの変更点を間違っていた。
最終局面で日本の巨大なディフェンスに対して重要だったはずのムシアラのドリブルは、もう不可能になっていたのだ。ゲッツェはミュンヘンの選手と交代で出場していた。試合の経過を鑑みれば、ギュンドアンの交代も批判に値すると思われるが、レオン・ゴレツカはそれまで多くの人が先発イレブンを予想していたし、最高レベルでプレーできることをクラブで証明し、中盤でヨシュア・キミッヒと並ぶバイエルンのビッグブ・ロックの一角でもある。
シュロッターベックの交代は、ギュンドアンよりも疑問が残る。このドルトムントの選手は、大会前の数週間、ますます調子を落としていった。オマーンでの準備に出発する3日前に行われたBVB（ドルトムント）のグラードバッハ戦（2-4）では、元フライブルクの選手が目に余るようなミスを犯してしまった。現フライブルクのマティアス・ギンターは、クラブでずっと安定しているように見えた。
2018年W杯やEURO2020と同様に、あるいはキャプテンのノイアーが言ったように「完全な破局」に至る開幕敗退がもたらされた。
部分引用・翻訳 Sportschow