陽性反応が出たので、飛行機には乗れませんでした。- 前編
飛行機に乗る前のPCRテストで、「陽性反応」が出てしまった私は、ドイツでさまざまなイレギュラーな手続きをすることになりました。
そのことを報告しておきます。
皆様のお役に立てたら何よりです。
前編はこちら
外国人局から送れられてきた書類「Grenzübertrittsbescheinigung」
私の場合、陽性反応で飛行機に乗れないことで、滞在許可日数を過ぎてしまう事態が起きました。
必ずこの件を外国人局に伝える必要があります。
電話とメールで問題ないです。
電話とメールで手続きを済ました後、外国人局に差し出した情報をもとに、このような書類が送られてきます。
「Grenzübertrittsbescheinigung」
送られてきた書類の複数枚のうち一枚は、空港で書類に書き込みをしてもらい、外国人局に提出する必要があります。いずれにしても、この書類を出してもらうことで、「不法滞在」と見なされることはないようです。
空港の出国審査で書類に書き込みをしてもらい、提出する書類はこちら
Rücklaufschein(返却用証書)
こちらの書類は、出国審査で審査官に渡してください。
空港の審査官がチェックと書き込みをするので、結構時間がかかります。
飛行機搭乗の時間に余裕が出るように、早く手続きしてください。
私の場合は、ミュンヘンからフランクフルトへ飛び、フランクフルトの空港でこの書類を渡しました。審査官自身もよくわかっていないようで、チェックのために、さらに時間がかかりました。
しかしながら、これで終了です。
今回、私から郵送する必要はありませんでした。ドイツの空港側がやってくれるようです。つまり全ての書類を審査官に渡して終了です。
二度目のコロナテスト
日本政府が世界に対して要求するPCRテストは、他国と異なります。
よって、日本行きの証明書を発行してもらえる場所でテストをすることが安全です。少し割高ですが、空港で受けると良いでしょう。
二度目は陰性で、安心しました。
風邪の症状があってから6日目は陽性、12日目に陰性が出ました。
陰性のメールを受け取ってから、もう一度コロナテストセンターに行く必要があります。
そして、上記のような日本語も書かれた書類を受け取ります。
どうもデジタルではなく紙に押された「ハンコ」が大事なようです。もちろん日本側の要請です。ドイツでは紙などで見せる必要はありません。全てデジタル処理です。そしてPCR検査から72時間以内に出国する必要があります。
何度も言います。これは日本側の要求によって、ドイツでは「日本行きかどうか」をチェックする項目があります。日本の要請では検査方法が違い、独自のルールがあるので、この日本政府の発行している書類をもらう方が安全だからです。
これを発行できる場所は、ドイツではかなり限られており、私は実際にこの書類を発行していない場所で検査して、検査方法が若干違うということで、飛行機に乗れなかったことがあります。
出国
出国の際には、チェックインはもちろんですが、ゲート内のカウンターで再び陰性証明の書類を見せる必要があります。
飛行機内ではマスクが必要です。(日本のマスクで大丈夫です。ドイツでFFP2マスクをつけていても飛行機に乗れば普通のマスクで問題ありません。)
帰国後の手続き
日本からドイツへは、ワクチン済であれば、何も特別な手続きはありません。
しかし、日本に入国の際には、かなり時間のかかる手続きがあります。
飛行機内では、誓約書、待機する住所などを書かされます。
その書類を持って長いプロセスが行われます。
1.アプリのダウンロードとさまざまな個人情報の入力
2.ワクチン接種の確認
3.滞在国の確認
4.滞在する住所とアプリ動作の確認
5.コロナのテスト
6.陰性の確認が出たら、解放
その後のルールは、「どこの国から帰ってきたか?」と「ワクチン接種の有無」によって決まります。
残る疑問:ガバガバの水際対策
ドイツは、COVID-19指定地域?
ドイツはコロナ指定地域と聞いていました。
しかし、私の書類に指定地域無しに、チェックを入れたスタッフがいました。最終的にはこのピンクの紙をもらったのでやっぱり指定地域のはずです。それでも今もよくわかっていません。3月28日現在において、ドイツはコロナ指定国なの指定国でないのか…
ワクチン接種証明書について
最初の空港スタッフに「ワクチンを受けましたか?」と聞かれたので、「はい。ファイザーが2回です。」と私は答えました。
そして、次の写真にあるような「ワクチン証明書あり」の判子をもらいました。
しかし、スタッフは私のワクチン証明書を確認していません。つまり、なんだって言えると思います。打ったかどうかは本人の意思に任されています。しかも「2回だけ」と念を押して言ったのにも関わらず、ワクチン証明書ありという判断を受け、
以下のようなスタンプを押されたのは事実です。
たくさんのスタッフに接触
疑問に感じたのは、同じ質問を何度も繰り返し、同じ行為を何度もして、たくさんのスタッフに接触しました。
でも、肝心なことは、「ワクチンを打ったどうかの確認」と「アプリの起動ができることの確認」と「コロナテスト」ですよね。テスト以外の部分については、一箇所にまとめて、できると思います。そう思いませんか?
一箇所にまとめて、そこに複数人いれば問題ないはずです。ところが、このプロセスに色々な場所があって、思ってる以上の大勢の人がこのチェックに関わっていました。
まずここに疑問を感じたことが一点です。そして、このように、かなりのマンパワーが使われながら肝心のチェック機能がガバガバになっています。
ワクチンは2回?3回?
何人目かのスタッフに「ワクチンを3回打ちましたか?」と聞かれたので、「2回しか打っていません。何度も言いました。大丈夫ですか?」と答えました。
空港スタッフ:「あれ?おかしいですね。でも、 【ワクチン証明書あり】のハンコがあるのでいいのです。」
そう言われて、疑問を感じながら
そのままテストへ向かいました。
いまだにわからない私に課せられたルール
ドイツ滞在歴があり、ワクチンは2回なので、そのルールで言うと、私は政府の宿泊施設で3日間待機をする予定だったので、3日間の宿泊先はおさえていませんでした。
この情報に従って準備をしていました。しかし、私は解放されました。
自主的に7日間はホテルに滞在しますが、いまだに私に課せられたルールがよくわかりません。
スタッフの言ってることも一貫していませんし、チェックもガバガバです。
何度も私は正確にワクチンを2回しか打っていないと伝えています。証明書は見せていませんが、それも持っています。それでも解放されたので仕方ないです。
一応素直に報告させていただきます。
日本のホテルで満喫
スカイツリーの展望が見える素敵なホテルに滞在中です
無事に帰国いたしました!