ドコモのスマホ【SIMフリー】
いつもドイツと日本で使用するデバイスを変えていました。日本では、家族全員でドコモを持っていて、支払いは一括して父親が払ってて、そのまま私が高校生くらいから家族でずっと使い続けています。
グローバル化がますます進むにつれ、日本の通信会社もSIMフリー対応を当然迫られ、ドコモもSIMフリーができることになりました。誤解を恐れずにいうと、日本国内で使うのであればドコモは素晴らしい会社です。ですので、日本においてはドコモを長年使い続けてきました。
今回の滞在からは、 せっかくなので、SIMロック解除されているスマホ(ギャラクシー)を日本とドイツで両国使いにすることにしました。

ドイツのプリペイドSIM:Congstar
今回使用するのは、CongstarのドイツのプリペイドSIMカード。格安で使えます。)

「ネットワークがSIMカードをロックしました」
そんなわけで、SIMカードを交換して、PINコードの数字を入れました。

ところが、画面に現れたのは、「無効なSIMカードです。」「ネットワークがSIMカードをロックしました。」という言葉。
もちろん、最初はドイツのCongstar側を疑って、掛け合いましたが、他のスマホではこのSIMカードがきちんと認識し起動することが判明し、当然、問題はドコモ側にあるのではないか、とのこと。

ドコモ 海外からの問い合わせ
ドコモの契約しているSIMカードでかければ、とりあえず無料で、国際電話できるようなので、海外から問い合わせを開始します。海外からの問い合わせ:ドコモ ここにある電話番号へドコモSIMからかければ無料なので安心ですし、ちゃんとつながります。(日本人スタッフ)
※ここにたどり着くまでにも色々調べました。そこで、SIMロックがまだかかったままではないか?という問題です。(もちろん、当初は、インターネットでSIMフリーということで買いました。今時ドコモショップまで買いに行く必要はありません。しかし、たまたまドコモショップに用があった時に、シムフリーのスマホについて問い合わせて、海外でそのまま使えると回答いただきました。)
何も知らない海外担当
一番困ったのは、最初に電話した時には、私もSIMのシステムをよくわかっていませんし、ドコモの担当者もよくわかってないので、何度も何度も電話して勉強していくという状態になりました。ドコモのこのスマホをそのまま使えるのか?Congstar側の問題なのか?(多分ドコモだろうけど)、他のSIMだったらOKなのか?それがわからないことには次のステップにはいけません。
SIMフリーは実際にはSIMフリーじゃない
だんだん勉強していくうちにわかったのですが、「無効なSIMカードです。」「ネットワークがSIMカードをロックしました」と書かれている場合には、SIMロックがかかったままである可能性がめちゃくちゃ高いということです。
つまり、やっとわかったのは、SIMフリーとうたっているこのSIMフリースマホは、SIMフリーではないということです!
SIMフリー解除手続き
そんなわけで、自分でMydocomoからSIMロック解除手続きをしました。この機種自体がSIMロック解除できるかもチェック済みで、インターネットを探して、「ネットワーク利用制限」も調べて、「◯」がついているのをチェックしてあります。※しかし、そもそも当初はSIMフリーをうたっていたので、このスマホを購入しております!
必要なものは、機種番号とMydocomoの手続きに必要なメールアドレスのみ
機種番号はIMEIと呼ばれるもので、15桁の数字です。
Mydocomoでアカウントを作成し、SIMロック解除のページへ

セキュリティコードがメールに送られてきて

スマホ機種番号(IMEI)を打ち込んで、申し込めば、

8桁の解除コードを入手できます。このコードを、「SIM解除コードを求めてくる画面」に打ち込めば、SIMフリーになるそうですが・・・
そのSIM解除コードを求めてくる画面は一向に現れません。
dアカウントじゃないとダメ??
そういうわけで、また海外担当に電話して、その旨を一生懸命説明しました。ところが、その時の担当く◯のさん(親切な人ではある)は、「dアカウントではないとダメだ。Mydocomonのアカウントではいけない」、とよくわからない説明をされて、同じようにもう一度今度は、Mydocomoではなく、dアカウントでSIM解除手続きを行います。(同じ手続きだと思いましたが・・・)解除コードは前回と同じ番号でした。
これで、できなければそれ以上何もドコモ側ではできないと、SIM解除担当の女性は言い切りました。
しかし、もちろん状態は同じままです。解除コードを求められる画面は出てきません。
別のSIMカードも認識しません。ドコモSIMカードは認識します。
海外で使うことは「保証」されていない!?自己責任のSIMフリー?!
当然、もうドコモスマホを海外で使うことは諦めましたが、ブログに経緯を書きたかったので、もう一度電話して状況を整理することにしました。
とりあえず1点、ドコモショップで買わなかったドコモ製品に関しては責任は負わないそうです。これは言い切ってました。ネット時代に、この発言は少し呆れました。私がネットで買ったのだから、それは私が悪い、ドコモのスマホだろうが、ショップで買わないといけないそうです。
また、ドコモは、SIMフリー解除はできるし、海外で使えるということを宣伝していることは認めるが、「保証」はされていない。とのことです。使えるかどうかはこれもまた購入者の自己責任だそうです。
ちなみに「海外」で使っている方はいるそうですが、使えるかどうかは「保証」していない、と説明書に書いてあるとの一点張りでした。
つまり、ドコモのSIMフリーは、巷で言われているように、本当の意味でSIMフリーかどうかわからないし、訳のわからない手続きもあり、その手続きも本当にできるかわからないし、
例えドコモショップでスマホを購入し、ドコモショップでSIMフリー解除をしたところで、それが海外で使えるかどうか「保証」されていない
ということです。
結論:グローバル化においてドコモスマホは危険
そういうわけで、私が下した結論は、ドコモを日本国内で使う分にはいいですが、グローバル化には全く時代遅れ、というわけです。
父が使い始めた頃は、とても良い会社で、私も信頼していました。しかし、私たちの時代(現30代)には、時代遅れであると言わざるをえません。
さらに今の高校生の英語レベルは格段に上がっており、異文化理解も深まっています。多くの学生が留学して学びに行こうとしています。こんな時代に、取り残されないか心配です。
逆に言えば、新しい企業、若い意識の企業はチャンスです。
私が学生でドイツにいた頃は、日本製品が世界を制覇していました。ソニーを持っているヨーロッパ人が自慢していた時代がありました。ところが、当時見下していた韓国製品が今はそのシェアを奪い、文化も製品も完全に負けています。その負けをもう完全に認めるところまで来ました。日本の製品のクオリティは良いのですが、使い方が複雑です。これが敗因の1番の理由だと思います。
とにかくシンプルにして、世界でどこでも繋がっていこうとする世界の流れに対し、日本は昔ながらの複雑な仕様のままになっています。
私も日本製は好きなので最後まで使ってましたが、PCも富士通製品からMacになり、カメラもパナソニックを売ってGorproに変えました。今はテレビは見ないでyoutubeばかり見ています。買い物は楽天よりAmazonの方が買いやすいです。正直。
日本も変わって行かなきゃいけないと思ってます。日本の素晴らしい製品、きめ細かさ、繊細さ、これを生かすために変える必要があると思っています。
ドコモで、今回対応してくださった方々は、勉強不足な人も多かったのですが、親切に対応してくださいましたが、多分、スマホはもうドコモから買わないと思います。父親が契約してるものは使い続けますが、この家族のものが無くなったら、もう契約しないと思います。

解決:古いスマホをドイツ人の知り合いから譲り受けました!
とりあえず、今回の滞在中は、古いスマホを持っているドイツ人の方々がたくさん名乗り出てくれたので、それを譲り受けるか借りることになりました!!
ちゃんと使えます。※ 結局また2台使いですが・・・

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