ドイツ人でも、発音が難しい音については、子どもの頃からしっかり練習します。
それだけ、ドイツ語には「日本人にとって難しい音」が多いということです。
今回紹介する文章を言えるようになると、
さまざまなドイツ語の響きや音をまとめて練習できます。
ぜひ、この動画と一緒に発音練習してみてください。
今後も「特殊なドイツ語発音シリーズ」として、続編を予定していますので、お楽しみに。
今回の練習用フレーズ
まずは、今回使う文章です👇
Der kleine Sven springt in eine Pfütze und spritzt das Eichhörnchen nass
(小さなスヴェンが水たまりに飛び込んで、リスをびしょ濡れにする)
※意味は参考です。不思議な文章ですが、まずは音に集中しましょう。
「r」の発音|子音になる場合と、母音のようになる場合
ドイツ語の「r」は、日本語の「ラ行」とはまったく違います。
大きく分けると、次の2パターンがあります。
① 喉の奥でこすって出す「r」(子音)
語頭や母音の前に来る場合は、
喉の奥でこするように発音します。
例:
- rot
- reden
日本語の「ラ」ではなく、
喉の奥で軽く震わせるイメージです。
② 母音のあとに来る「r」は、ほぼ母音になる
母音の後や語末に来る「r」は、
はっきり発音せず、母音のように弱くなります。
例:
- Der
- wir
- hier
「Der」は、
👉 デー“ァ”
のように、最後は軽く「あ」に近い音になります。
ここで「ル」と言ってしまうと、日本語っぽくなります。
今回の文章では?
- Der → 母音化する r(デーァ)
- springt → 語頭ではないので r は強くならない
つまり、
「すべて喉rで強く出す」のではなく、
位置によって変わる、というのがポイントです。
「sp」「st」は「シュ」になる
単語の最初にくる「sp」「st」は、そのまま読まずに変化します。
| 綴り | 発音 |
|---|---|
| sp | シュプ |
| st | シュト |
例:
- springt → シュプリングト
- spritzt → シュプリッツト
ここは、日本人が間違えやすいポイントです。
「ch」の発音は母音で変わる
「ch」は、前にくる母音によって音が変わります。
今回の例では2種類あります。
① 明るい「ch」(イヒ系)
- Eichhörnchen の最初の ch
- 「i」「ei」の後
→ 「イヒ」と軽く出す
② 喉の奥の「ch」(ヒ系)
- ö の後の ch
→ のどの奥で「ヒ」と出す
この違いが出せると、かなりドイツ語らしくなります。
「pf」は一つの音として発音する
「Pfütze」に出てくる「pf」は、分けて読んではいけません。
❌ ピー・エフ
⭕ プフ(1音)
唇を閉じてから一気に開くのがコツです。
少し「破裂音」を意識すると出しやすくなります。
「ü」「ö」|日本語にない母音
ウムラウト付きの母音は、日本人にとって最大の難関です。
今回出てくるのは:
- ü(Pfütze)
- ö(Eichhörnchen)
発音のポイント👇
✔ 唇を丸める
✔ 舌を前に出す
✔ 口を開けすぎない
「ウ」と「エ」を同時に出すイメージに近いです。
お勧め動画:German Umlaute | Super Easy German (86)
おすすめの練習方法
この文章は、次の順番で練習すると効果的です。
① ゆっくり音読
② 動画と一緒に発音
③ 録音して確認
④ もう一度読む
毎日1分でも続けると、かなり変わります。
まとめ|1文でたくさんの音が学べる
今回の文章には、
✔ r
✔ sp / st
✔ ch
✔ pf
✔ ü / ö
と、重要な発音がすべて入っています。
この1文を自然に言えるようになると、
ドイツ語の発音レベルは確実に上がります。
今後も、「特殊なドイツ語発音シリーズ」として、
実践的なフレーズを紹介していく予定です。
ぜひ、一緒に楽しく練習していきましょう😊