東京散歩で見つけた私だけの香り : メゾン・マルジェラとイッセイ・ミヤケが紡ぐ香りの物語

私だけの「香り」を求めて

ドイツ人の恋人と共に、香りの探索に出かけた一日。香水はただのアクセサリーではなく、その人の個性や記憶、感情を象徴するアイテムです。

私たちの旅は、メゾン・マルジェラとイッセイ・ミヤケのユニークな香りに導かれました。

ドイツにおける香水文化

ドイツ人にとって、香水は、「人の魅力を引き出す」重要なアイテムです。

自分の体との相性で織りなす最も魅力的な香りを見つけ出そうとします。

品質への重視

ドイツ人は一般的に、香水を含むあらゆる消費財において品質を非常に重視します。

成分の品質だけでなく、製品がどのようにして作られたか(例えば、持続可能な資源から作られているか、公正な労働条件のもとで製造されているかなど)にも注目します。

このため、オーガニックやナチュラル成分を使用した香水、またはエコフレンドリーな製造プロセスを経た商品が好まれる傾向にあります。

個性と自己表現

ドイツでは、香水は個人のスタイルや個性を表現する手段として用いられます。

大量生産された香水よりも、職人によって作られたニッチなブランドの香水が好まれることが多いです。

これは、一般的なトレンドを追うよりも、自分自身のための独自性や個性を重んじるドイツの文化的価値観に根ざしています。

歴史と伝統

ドイツには、4711 オーデコロン(Echt Kölnisch Wasser)のような長い歴史を持つ香水ブランドが存在します。これらの伝統的なブランドは、ドイツだけでなく世界中で知られており、ドイツの香水文化の深さと多様性を示しています。

【4711 オーデコロン(Echt Kölnisch Wasser)】世界で最も有名な香水の一つであり、ドイツのケルン市が発祥地。この香水は、18世紀後半に創設され、数百年にわたり人々に愛され続けています。4711は、オーデコロンの元祖とされ、その名前はケルンの「グロッケンガッセ 4711番地」にある本社の住所から来ています。香料は天然の植物素材だけで作られています。
 
特徴は、爽やかで軽やかな香り。主な成分は柑橘類のエッセンス、ローズマリー、ラベンダーなどで、これらが絶妙なバランスで混ざり合っています。

メゾン・マルジェラ: 夏の夜空と海の香り

東京での「私だけの香水を探す旅」。

最初に訪れたのは、メゾン・マルジェラの香水コーナー。

「Dancing on the Moon」は夏の夜空を舞うかのような、神秘的で清潔感あふれる香り。

「Sailing Day」は開放的な海の香りが特徴で、夏の海辺を思わせる爽やかさがあります。この香水は、瞬間を永遠に閉じ込めるかのような魔法を秘めています。

 
メゾンマルジェラのセイリングデイ。こちらの香水は、本当にたくさんの人たちから賞賛されます。本当におすすめ。
どちらの香水も、香りが気に入ったら、試供品を自分の身体に吹きかけ、時間を置いてまたどのように香りが発するかを確認しましょう。自分の自己肯定感が上がるかどうか大事です。

イッセイ・ミヤケ: 自然との調和を香りに込めて

次に向かったのは、イッセイ・ミヤケの香水セクション。「L’eau D’issey Pour Homme Intense」のゆずの香りは、自然の清涼感と日本の伝統美を感じさせるもの。この香水は、都会の生活の中で自然とのつながりを求める人々に完璧な選択です。