ハプニングの経験が、皆様のお役に立てるように、どの様に行われたかをここに記載いたします。
ミュンヘンで一緒に住んでいる彼が、先に風邪をひきました。
コロナのシュネルテスト(簡易テスト)は陰性。つまり、恋人はコロナではありませんでした。
そのタイミングで私も風邪を引いていたので、私も普通の風邪だと思ってました。
症状
だるくて何もできなかった4日間。それ以外は、咳と鼻水の症状のみです。いつも通りの風邪の症状と同じで、5日目にはもうダルさも消えていました。
6日目にはほとんど鼻水のみ。
彼が陰性なので、私も問題なく風邪だと思っていました。しかし、のちの「コロナの検査」で「陽性」と判断されてしまいます。
*おそらく、彼もPCR検査で詳しく検査した場合、陽性だった可能性があります。
ミュンヘン空港でのPCRテスト
日本入国には、「出国72時間前までの陰性のPCR検査結果」が必要です。
いつも空港で行っているのですが、毎回、「日本の要請する検査と公式の書類」を用意してくれるところが違います。運営元が違うのだと思います。
第一回目と、第二回目、第三回目と全部検査方法と値段が違いました。
今回は…
“Test & Fly”-Zentrum (MVZ)
ミュンヘン空港のTerminal2の4階です。
*予約制なので、予約をして、時間内に訪問してください。
日本行きのための値段は、128ユーロです。
訪問の際に、パスポートを見せて、帰国の行き先を述べると、スタッフが検査方法と検査結果の受け取りを説明してくれます。
すぐに検査が始まり、一瞬で終わります。
問題は、日本の公式書類を取りに行かねばならないことです。よって、2−4時間後に送られてくる結果を見たら、またここにとりに行く必要があります。
陽性反応
自宅から空港まで、車で来ていたので、そのまま待ち時間をレストランで過ごすことにしました。
レストランで、ネットを通じて結果を見ることができます。
開いてみたら、びっくり。初めての陽性反応の結果です。
急いでレストランを後にして、帰宅することにしました。
ANAへ電話で報告
まずは急いでANAに連絡しなくてはなりません。電話で明日のフライトをキャンセルしてもらいました。
0800-からはじまるANAへの連絡はドイツの携帯から無料で行えます。この番号は、日本の携帯やスカイプの国際電話からはかけられません。
ここの番号にはかなりお世話になっていて、日本語が使えますし、とても安心です。
今回の場合、住む家とビザ(つまり滞在日数が十分あれば)全く問題ありません。このまま既存のフライトをキャンセルし、陰性の結果が出ればフライトを再度予約して円滑に帰国することができます。
ところが私の場合、滞在日数がもうありません。ANAから日本領事館への連絡を勧められました。
領事館ではなく、ドイツの外国人局へ電話連絡
日本領事館は、最初から日本語でした。ところで、ここに電話しても、ドイツでのビザに関しては何もできないようです。
ただスタッフの男性はとても親切な方でした。
つまり、私は管轄の外国人局へ電話しなくてはならないのです。これは、不法滞在をするつもりではないと言うことの明確な表明なのでとても大切です。
外国人局
Ausländerbehörde – Landratsamt Starnberg
私の住んでいる家は、正確にはミュンヘンの郊外なので、管轄が、Starnbergです。ビザに関してはいつもここにお世話になっていますが、ここの外国人局は比較的にとても親切です。
次のフライトを予約したら、また連絡するように、と言われました。外国人局には、フライトの情報の他にパスポートと入国時のスタンプの部分をPDFで送ります。
ANAでチケットの再発行手続き
ところで、ANAのルールでは、陰性証明が出ないと次のフライトが予約できない仕組みだそうです。
陽性の証明書と陰性の証明書を揃えて、提出してから、フライトが予約できる。一旦は、そう言うわけで次のフライトの再発行手続きを断られたのですが、今回の外国人局とのやりとりを説明して、上部の人に掛け合ってもらうことになりました。
今回は、私の滞在日数の関係で、OKが出ました。
再発行の手続きを取ってもらい、このフライトの日程を外国人局に送ってひとまず安心です。
教訓
ドイツでは、基本的に「陽性」が出ても放置です。だから自分の具合に問題がなければ慌てないでください。
しかしながら、ルールとして「陰性証明」がない限り飛行機に乗れません。逆にこれさえあれば、航空会社として問題ないのですから、陰性証明書が取れてしまえば問題ありません。
今回私が、領事館や外国人局へ電話したのは、滞在日数が切れてしまうためです。もし、滞在日数に問題がなければこの手続きは要りません。
あとは、大人くし自宅に待機していればいいでしょう。
あれ、ここで疑問が残ります。もし、自宅がない場合はどうすのでしょうね…
領事館に助けを求めるのでしょうか。
おそらく、この場合も何か対処法があるはずです。
よって、ケースバイケースなので、落ち着いて、自分ができることを淡々と行っていきましょう。
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