ドイツでビザの滞在許可数を超えてしまうことは、とても恐ろしいことのように感じます。
これまで、さまざまなビザでドイツに滞在いたしましたが、いつも日数が超えないように気を遣ってきました。
今回は、滞在日数が意図せず過ぎてしまったことをレポートします。
結論を言うと、「不法滞在の意図がない」ことをすぐに外国人局(Ausländerbehörde)に伝えることが大切です。
この記事では、諸事情によりドイツでの滞在許可日数が過ぎてしまう場合の対処法がわかります。
コロナ陽性になり、飛行機に乗れない
日本へ帰国の際には、出国から72時間以内にPCR検査で得た「陰性証明書」が必要です。
コロナ禍において何度も日本とドイツを行き来しておりましたので、「陽性反応」は、都市伝説のようにさえ感じていました。
しかし、2021年-22年の冬季のドイツは「危険地帯」に指定され、コロナに罹患する人が爆発的に増えていました。
知り合いの多くのドイツ人が軽症で、数日間の風邪の症状の後、すぐに治るのが一般的のようでした。
今回私も、検査の数日前に風邪の症状がありましたが、テストの時には治った状態でした。
それでも感染している場合は、体内にコロナが残っているようで、陽性反応が出るのが一般的のようです。
私も陽性反応が出ててしまいました。
Positive=陽性
外国人局(Ausländerbehörde)へ連絡
(1)空港会社へ電話して、飛行機をキャンセルをした後、
(2)外国人局へ電話しました。
「陽性」になり飛行機に乗れなくなったことで、ビザが切れることになります。
その予期せぬビザ切れを、説明するためです。
パスポート、入国時のスタンプ、陽性反応の証明書、そして新しい飛行機の予約日を求められました。
全部Eメールと電話で問題ないです。
ANAのコロナルール
基本的にANAのコロナルールでは、陽性反応の書類と新しい陰性証明書が必要です。
それを元に新しい予約が行われるようです。
よって、最初は電話の窓口で、現段階での予約を断られました。
しかしながら、今回は、滞在日数の期限切れが問題です。
「外国人局」に「新しい飛行機の予約日」を伝えないとけないので、粘って頼んだところ
上司に掛け合ってもらい、無事に予約することができました。
外国人局から送れられてきた書類「Grenzübertrittsbescheinigung」
Grenzübertrittsbescheinigung
外国人局に差し出した私の情報をもとに、このような書類が外国人局から送られてきます。
その中の一枚は、空港で書類に書き込みをしてもらい、日本から外国人局へ郵送する必要があると外国人局から言われました。
空港の出国審査で書類に書き込みをしてもらい、提出する書類はこちら
こちらの書類は、出国審査で渡してください。管理官がチェックと書き込みをするので、時間がかかります。
しかしながら、これで終了です。
今回、私から郵送する必要はありませんでした。ドイツの空港側がやってくれるようです。つまり全ての書類を審査官に渡して終了です。
慌てないこと、 日本側に拒否されても、めげずに掛け合うこと
これまで有事の時に、ドイツと日本の入国を試みて参りましたが、日本で情報が共有されていなかったり、イレギュラーが生じます。
その際に断られても、必ず頑張って掛け合うようにしてください。
大概、わかってくれる人が出てきて、すんなり通ります。緊急なのでわかってくれますね。
最初に接するグランドスタッフや窓口の人は、マニュアル通りで、わかってない場合が多いです。その場合は、緊急で話のわかる人を出してもらいましょう。