ドイツで病院に行くとき、
いちばん不安なのは「症状」ではなく、
ちゃんと伝えられるかどうか。
今回は、DWの教材を使って、
病院へ行く前にできる
「静かな準備」をまとめます。
「医療・病院」テーマのDW教材
基本的なドイツ語を学ぶ
Medizinische Notfälle|病院へ行こう!緊急時のドイツ語を学びます。基本単語
医療の緊急時に備えるドイツ語レッスン
このレッスンでは、ドイツで体調が急に悪くなったときや、緊急事態に遭遇したときに必要なドイツ語表現を学びます。
内容は主に以下の2つです。
- 緊急時に助けを呼ぶ表現
(救急車を呼ぶ・病院へ行くなど) - 医療検査や治療についての説明を理解する練習
いざというときに知っているかどうかで安心感がまったく違います。
ドイツ生活では、医療に関する最低限のドイツ語を知っておくことがとても大切です。
例|医者の場面でよく出てくる表現

*実際に役立つ医療用語が、効果的にクイズ形式に実装されています。音声も聴けます。
ドイツの病院では、「採血」や「注射」はとてもよくあります。
✔ 血液をとる
Blut abnehmen(採血する)
例
Wir müssen Blut abnehmen.
(採血します)
✔ 注射を打つ
eine Spritze bekommen(注射を受ける)
例
Sie bekommen eine Spritze.
(注射しますね)
この2つは、診察や検査のときによくセットで出てくる表現です。
意味がわかるだけでも、病院での不安が減ります。
動画で学ぶ実際の様子(A1)
Deutsch lernen (A1) – Beim Arzt(健康・病院)|Nicos Wegシリーズの健康/病院パート。基本表現・対話あり。
このレッスンでは、病院での受付場面を想定し、
- 保険証を提示する
- 痛みの場所を説明する
- 体調不良の症状を伝える
といった、実際に使う医療ドイツ語を学びます。
病院では、最初に「どこが痛いのか」を自分で説明する必要があるため、
このパートはとても実用的です。

動画内では、字幕もついてますし、主人公のNicoがドイツ語初心者で理解できていないシーンが共感を呼びます。
医者の診察の言語の壁|Sprachbarriere beim Arztbesuch
Sprachbarriere beim Arztbesuch(B1)|ドイツ語中級向け「医者の診察の言語の壁」
→ DW Deutsch lernenのTop-Thema教材(語彙・理解問題あり)。
DW Top-Themaから、
Sprachbarriere beim Arztbesuch
(医者の診察における言語の壁)
この教材のポイントは、単なる単語学習ではありません。
✔ ドイツでは医療通訳が原則無料ではない
✔ 医師側も言語問題に十分対応できていない
✔ 患者が自力で対処する現実がある
つまり、
「ドイツ語ができないと大変」ではなく
「準備していないと困る」
ということをテーマにしています。
キーワードだけは押さえておく
DW本文から、医療現場で重要な語彙を抜き出します。
- die Sprachbarriere(言語の壁)
- die Sprachmittlung(通訳・言語仲介)
- der Dolmetscherdienst(通訳サービス)
- überfordert sein(手に負えない状態)
- unwillig sein(協力的でない)
- die Diagnostik(診断)
- die Behandlung(治療)
ここで大事なのは、
👉 文章の細部よりも「医療は専門会話である」という認識。
日常会話レベルとは違う。
実践編|よくある症状の単語リスト
病院で困らないために、
自分の症状を事前にメモできるようにする。
🩺 よくある病気・症状(例)
膀胱炎
- die Blasenentzündung
関連語:
- das Brennen beim Wasserlassen(排尿時の灼熱感)
- häufiger Harndrang(頻尿)
- Schmerzen im Unterbauch(下腹部の痛み)
- trüber Urin(濁った尿)
膀胱炎の体験談はこちら↓
【体験記】ドイツで血尿。家庭医(Hausarzt)制度と公的保険のリアル
風邪
- die Erkältung
- Husten(咳)
- Schnupfen(鼻水)
- Halsschmerzen(喉の痛み)
- Fieber(発熱)
喘息の疑いがある場合
ただし、咳が長引く場合や、呼吸が苦しい場合は注意が必要です。
ドイツでは、単なる風邪ではなく喘息(Asthma)の可能性があると判断されると、別の専門医を紹介されることがあります。
喘息は das Asthma
関連表現
- Atemnot(呼吸困難)
- Engegefühl in der Brust(胸の圧迫感)
- pfeifende Atmung(ゼーゼーする呼吸)
Hausarzt(家庭医)で診察を受けたあと、
Ich überweise Sie zu einem Facharzt.
(専門医に紹介します)
と言われることがあります。
この場合、紹介先は多くが
Lungenfacharzt(呼吸器専門医) です。
【経験談】私にされた紹介先は、
Praxis für Pneumologie, Schlafmedizin und Onkologie でした。
(呼吸器・睡眠医学・腫瘍学の専門クリニック)
胃腸炎
- die Magen-Darm-Grippe
- Durchfall(下痢)
- Übelkeit(吐き気)
- Erbrechen(嘔吐)
- Bauchschmerzen(腹痛)
アレルギー
- die Allergie
- Hautausschlag(発疹)
- Juckreiz(かゆみ)
- Atemnot(呼吸困難)
症状メモテンプレート(保存推奨)
病院へ行く前に、この質問を自分でして、症状を書いて持っていく。
Seit wann habe ich die Beschwerden?
(いつから症状がありますか?)
Wo genau tut es weh?
(どこが痛いですか?)
Wie fühlen sich die Schmerzen an?
- stechend(刺すような)
- dumpf(鈍い)
- brennend(焼けるような)
Wie stark sind die Schmerzen? (1–10)
Nehme ich Medikamente?
Habe ich Allergien?
これをスマホに保存しておく。
それだけで、Sprachbarriereはかなり下がります。
この医療シリーズの方向性
このシリーズでは
① DW教材でテーマ理解
② 医療語彙リスト化
③ 自分用メモ作成
④ 実際に使えるフレーズ練習
などを取り入れて、病院で困らないドイツ語力を助ける記事を書いていきます。
最後に
ドイツ語力がどのレベルでも、
医療現場では
「準備している人」が強い。
言語の壁は、
完全に消えなくてもいい。
でも、
書ける
見せられる
読める
これがあるだけで、安心感が違う。
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実際に、日本のエポスカードの海外旅行保険が使えた話
まだ日本に住んでいて、ドイツに旅行に来た時の話。
正直、ドイツで病院に行くときは毎回ちょっと緊張します。
ある日、病院に受診。
現地のドイツの保険も入ってたんですが、当時は手続きがよくわからなくて、自由診療で支払いました。
そのとき思い出したのが、日本で作ってきたエポスカードの海外旅行保険。
帰国後に必要書類をそろえて申請したところ、
きちんと保険が適用され、医療費は補償対象になりました。
「本当に使えるのかな…」と半信半疑でしたが、
実際に補償されたことで、精神的な安心感がまったく違いました。
ドイツの公的保険に入るまでの間や、
一時帰国・旅行時の備えとしても、1枚持っておいてよかったと本気で思っています。
エポスカードはめちゃくちゃおすすめです!