ドイツのパン完全ガイド|パン屋で迷わない!初心者におすすめのパンと選び方

ドイツへ来てパン屋へ入ると、種類の多さに驚きます。

「どれを買えばいいの?」
「ライ麦パンとディンケルパンって何が違うの?」
「子どもにはどんなパンがおすすめ?」

私も最初は、日本の食パンに似た「Toastbrot」ばかり選んでいました。

ところが、ドイツ人の夫から

「息子にはもっと体にやさしいパンを選んであげて」

と言われたことをきっかけに、パン屋やスーパーで原材料を見比べるようになりました。

その結果、ドイツのパンは見た目だけでは分からない、とても奥深い世界だと知ったのです。

この記事では、ドイツ生活で知っておきたいパンの種類や選び方を、初心者向けに分かりやすく紹介します。


ドイツのパンはなぜ種類が多い?

ドイツは世界有数のパン大国です。

パン屋へ行くと何十種類ものパンが並び、スーパーにも数多くのパンが売られています。

しかし困るのが、

  • 名前だけでは何のパンか分からない
  • お店ごとに名前が違う
  • 見た目だけでは材料が分からない

ということ。

最初は誰でも戸惑います。

でも、少しずつ慣れていけば、ドイツのパン屋に行くのがとても楽しみになります!


パン屋でまず迷うのは「パン」と「小パン」

日本では食パンやロールパンという分け方が一般的ですが、ドイツではまず「Brot(大きなパン)」と「Brötchen(小パン)」があります。

  • Brot=大きなパン
  • Brötchen=1人用サイズ
  • パン屋ではまずここを知ると分かりやすい

※南ドイツでは、小さなパン(Brötchen)のことを「Semmel(ゼンメル)」と呼ぶことがあります。

特にバイエルン州やオーストリアでは「ゼンメル」が一般的で、「Semmelください」と注文すれば通じます。

ドイツでよく見るパンの種類一覧

ドイツには300種類以上のパンがあるともいわれていますが、まず覚えたいのは次の代表的なパンです。

パン特徴初心者向け
Toastbrot日本の食パンに近い白いパン★★★★☆
Brötchen(ゼンメル)朝食で定番の小パン★★★★★
Dinkelbrot食べやすい古代小麦のパン★★★★★
Mischbrotライ麦と小麦を混ぜた食べやすいパン★★★★★
Roggenbrot酸味のあるライ麦パン★★★★☆
Vollkornbrot食物繊維が豊富な全粒粉パン★★★★☆
Bauernbrotパン屋ごとに配合が異なる農家風パン★★★★★


パン屋でよく見かける言葉

ドイツのパン屋では、パンの名前だけでなく、「どんなパンなのか」を表す言葉もよく書かれています。

最初は難しく感じますが、次の言葉だけ覚えておくとパン選びがぐっと楽になります。

表示意味
Vollkorn全粒粉。食物繊維が豊富なパン。
Sauerteig天然酵母で発酵させたパン。ライ麦パンによく使われる。
Sonnenblumenkerne / Kürbiskerneひまわりの種/かぼちゃの種。香ばしさや食感が加わり、ビタミンEやミネラルも含まれます。
Haferオーツ麦。やさしい甘みがあり、パンにもよく使われる。

ポイント

これらはパンの種類ではなく、「原材料」や「製法」を表す言葉です。

例えば「Dinkelbrot(ディンケルパン)」でも、「Dinkel Vollkorn(全粒粉ディンケル)」や「Dinkel Sauerteig(天然酵母のディンケルパン)」など、お店によってさまざまなパンがあります。

初心者におすすめなのはディンケルパン

初めてドイツパンを買うなら、私がおすすめしたいのはディンケルパンです。

ディンケル(Dinkel)はスペルト小麦とも呼ばれる古代小麦。普通の小麦より栄養豊富です。

ほんのり甘みがあり、日本人でも食べやすい味で、

我が家でも普段食べるパンはディンケルパンが中心。

ディンケルパンには「白いパン」と「茶色いパン」がある

白い小麦のトーストと見た目も食感もあまり違いを感じないディンケルトースト(美味しい)

ディンケルパン=茶色い健康パンと思われがちですが、実は白いディンケルパンもあります。

違いは、全粒粉(Vollkorn)を使っているかどうかです。

種類特徴
白いディンケルパン精製したディンケル小麦粉を使用。ふんわりして食べやすい。
フォルコーン・ディンケル全粒粉を使用。食物繊維が豊富で香ばしい。

そして、

我が家では、息子には全粒粉ではないディンケルパンを選ぶことが多く、大人はフォルコーンディンケルも楽しんでいます。

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ディンケル小麦とは?特徴や普通の小麦との違い

白いディンケルパンと全粒粉ディンケルの違い

子どもにディンケルパンはおすすめ?(幼児食・離乳食)


ライ麦パンは健康的におすすめ!

ドイツではライ麦パンも人気ですが、ディンケルパンとは特徴が違います。

ライ麦パンは、食物繊維やミネラルを豊富に含むのが魅力です。 ずっしりとした食べ応えで腹持ちもよく、ドイツでは「毎日の主食」として多くの家庭で親しまれています。

ただし、慣れてないと味や食感が難しいかもしれません。

ドイツのさまざまなパン屋やスーパーでお気に入りのライ麦パンを見つけてね。

ディンケルライ麦
食べやすい酸味がある
やわらかめずっしり重い
初心者向き慣れてからでもOK

ライ麦パンは「ライ麦の割合」に注目

ドイツでは、ライ麦パンはライ麦が何%使われているかによって、味や食感が大きく変わります。

ライ麦の割合が高いほど、ずっしりとした食感と酸味が強くなり、初心者には少し食べにくく感じることもあります。

初めてなら、ライ麦と小麦を混ぜた「ミッシュブロート(Mischbrot)」から試すと食べやすいです。

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ライ麦パン・ミッシュブロート・ディンケルパンの違い

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子どもにはどんなパンがおすすめ?

息子の離乳食が始まってから、我が家ではパン選びを見直しました。

現在よく選ぶのは

  • ディンケルパン
  • ミッシュブロート

です。

一方、

  • レーズンパン
  • プレッツエル
  • 白いパン

などは、おやつ感覚で食べることが多くなりました。

※パンの選び方は年齢や体調によっても変わります。不安がある場合は小児科医など専門家にも相談してください。

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パン屋で迷ったらどうする?

おすすめは、

店員さんに聞くこと。

私もパン屋で迷っていたとき、

「今日はディンケルがないなら、Bauernbrotがおすすめですよ。」

と教えてもらいました。

曜日によってラインナップが違います。

また、多くのパン屋では、公式サイトでパンの種類や原材料を事前に詳しく確認できます。

「どんなパンがあるんだろう?」と気になる方は、あらかじめ見ておくと、お店でも慌てず選べます。

ドイツではパンをスライスしてくれるお店も多くあります。

ドイツのパン屋では、大きなパンをその場で切り分けてもらえます。

私はいつも大きな塊ではなく、半分にして切ってもらっています。

Bitte halbieren und schneiden.” あるいは”Die Hälfte bitte, in Scheiben geschnitten.
(半分にして切ってください。)などの簡単な表現で通じます!

Ein Viertel, bitte.(4分の1お願いします)」と注文することもできます。

また、「Ein kleines Stück, bitte.(小さい部分をください)」と頼むと、店員さんから „Ist ein Viertel okay?“(4分の1くらいでいいですか?) と確認されることもよくあります。

大きな『ひまわりの種のライ麦パン』を4分の1にしてもらいました。

遠慮せず相談してみるのがおすすめです。

パン屋によって味も名前も違う

ドイツで驚いたのは、同じ名前でもパン屋によって全然違うことです。

例えば

  • Bauernbrot
  • Dinkelbrot
  • Mischbrot

は、

パン屋によって配合も形も味も違います。

私もBauernbrotを買ったら、夫に

「これはミッシュブロートだね。」

と言われたことがありました。

さらに、

最近私がよく買うのは

  • 🌻ひまわりの種入りディンケルパン
  • 🌻ひまわりの種入りライ麦パン

です。

同じディンケルでも、パン屋によって全く違うので、いろいろ試すのが楽しみになっています。

ひまわりの種の食感にハマること間違いなし!黒パンの食物繊維と合うことで最強のデトックス効果を発揮します。

ひまわりの種が入ることで香ばしさが増すだけでなく、ビタミンEやミネラルも手軽に摂れるのがうれしいポイントです。

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私がパン選びを変えた理由

以前の私は、

「オーガニックのお店だから大丈夫」

くらいに考えていました。

しかし息子の離乳食をきっかけに、原材料を見るようになり、パンの種類や違いを調べ始めました。

そこから少しずつ、ディンケルパンやライ麦パンなども食べるようになり、ドイツのパン文化の奥深さに魅了されています。

今でもパン屋へ行くたびに新しい発見があります。

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ハーファー(オーツ麦)のパンとは?

パンの原材料の見方


ドイツ人はパンに何を塗る?

ドイツでは、パンそのものを楽しむ文化がある一方で、さまざまなスプレッドを塗って食べるのも定番です。

スーパーには日本ではあまり見かけない商品も多く並んでいます。

スプレッド特徴
Butter(バター)ドイツの朝食の定番。ライ麦パンやディンケルパンとも相性抜群。
Schmalz(シュマルツ)動物性の脂を使った伝統的なスプレッド。レストランでもよく見かけます。
Frischkäse(フリッシュケーゼ)クリームチーズ。ハーブ入りなど種類も豊富です。
Marmelade(ジャム)いちごやアプリコットなど、朝食の定番。
Honig(はちみつ)黒パンやディンケルパンにもよく合います。
Erdnussbutter(ピーナッツバター)甘さ控えめの商品も多く、朝食やおやつに人気です。
Erdnussbutter + Erdbeermarmeladeピーナッツバターといちごジャムを重ねて塗る食べ方。甘じょっぱい組み合わせが好きな人に人気です。
Nuss-Nougat-Cremeヌテラに代表されるチョコレートスプレッド。子どもから大人まで人気があります。

ドイツではパンの種類だけでなく、何を塗るかによっても楽しみ方が変わります。気になるものがあれば、ぜひいろいろ試して、自分のお気に入りを見つけてみてください。

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まとめ

ドイツには本当にたくさんの種類のパンがあります。

初心者ならまずは

  • ディンケルパン
  • ミッシュブロート
  • 農家風パン
  • ひまわりの種/カボチャの種パン

あたりから挑戦すると、ドイツパンの魅力を楽しみやすいでしょう。

慣れてきたらライ麦パンや全粒粉パンなどにも挑戦して、自分好みのパンを見つけてみてください。


この記事は随時更新しています。新しいパンの記事を追加したら、このページにもリンクを追加します。

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