動詞の基本形をさがそう!【ドイツ語 初級編】

ドイツ語学習の最初の一歩: 動詞の変化をマスターする

ドイツ語の学習は、初心者にとっては難しい道のりかもしれません。

特に、ドイツ語特有の動詞の変化は、多くの学習者にとって大きな挑戦です。

英語と比較すると、ドイツ語では動詞が主語に応じて変化するため、文章を読む際に動詞の基本形を見つけることが一層困難になります

このことが、初期の段階でドイツ語学習者が挫折しやすい一因となっています。

しかし、心配することはありません。ドイツ語の動詞変化には、実は一定のリズムや規則が存在します。

この基本的な規則を理解し、慣れることができれば、ドイツ語の動詞変化をマスターすることが可能です。

一見、複雑に見えるドイツ語の動詞変化も、規則を知ることで、予測可能かつ理解しやすいものに変わります。

動詞変化の理解への第一歩

ドイツ語の動詞変化を学ぶ最初のステップは、基本的な動詞の形と、それがどのように変化するかを理解することです。

動詞は主語の人称と数に応じて変化します。例えば、「sein」(「to be」の意味)のような不規則動詞でも、変化のパターンを把握することができます。

学習のコツとテクニック

  • 規則性を見つける: 多くの動詞が規則的な変化を遂げるため、パターンを学ぶことで、未知の動詞にも対応できるようになります。
  • 多読: 実際の文章の中で動詞の使われ方を見ることで、変化のパターンを自然と覚えることができます。
  • 練習問題を解く: 練習問題をこなすことで、学んだ規則を実践的に使う練習ができます。
中級レベルに達する頃には、この規則が学習を助け、ドイツ語がより楽しくなってい来ます

ドイツ語の動詞の基本形

ドイツ語の動詞の基本形(Infinitiv)は、ドイツ語を学ぶ上で非常に重要な概念です。

この形は、動詞の意味を理解するための出発点であり、動詞を他の時制や法に変化させる際の基礎となります。

基本形は、動詞が辞書に登録されている形であり、動詞の「原型」とも言えます。

-enで終わる動詞の原型

ドイツ語の動詞の基本形に関しては、「-en」で終わるものが最も一般的です。規則動詞の大部分を占めており、動詞の変化パターンも比較的予測しやすいです。

「-eln」と「-ern」で終わる動詞は比較的少なく、ある意味で例外的なグループに分類されることがありますが、それでもこれらの動詞にも共通の変化パターンが存在します。例えば、「sammeln」(集める)や「ändern」(変える)は「-eln」と「-ern」で終わる動詞の例です。

動詞「wohnen」の現在形変化

ドイツ語の動詞は、主語の人称と数に応じて変化します。

ここでは、動詞「wohnen」(住む)を例に、その変化を見てみましょう。

  • 単数形
    • Ich wohne (わたしは住んでいます)
    • Du wohnst (あなたは住んでいます)
    • Er/Sie/Es wohnt (彼/彼女/それは住んでいます)
  • 複数形
    • Wir wohnen (わたしたちは住んでいます)
    • Ihr wohnt (あなたたちは住んでいます)
    • Sie wohnen (彼らは住んでいます)
ここで、「Sie」は、複数形であれば「彼らは住んでいます」、または敬称として用いられる場合は「あなたは住んでいます」(単数・複数両方)という意味になります。文脈によって意味が異なるため、注意が必要です。
ドイツ語の動詞変化

ドイツ語の動詞「wohnen」の変化



(直説法) (接続法I) (命令法)
ich wohne ich wohne
du wohnst du wohnest wohn, wohne!
er/sie/es wohnt er/sie/es wohne
wir wohnen wir wohnen
ihr wohnt ihr wohnet wohnt!
sie wohnen sie wohnen

引用参考:Duden 

練習問題

動詞の活用は言語学習の鍵となりますが、時にはパズルのように楽しむこともできます。

例えば、「du liest」の「liest」を辞書で調べると、これは「lesen」という動詞の現在形、二人称単数形です。

つまり、「あなたは読む」という意味になります。

ここで「現在形」はまさに今行っている行為、「二人称」は話し手が直接話しかけている相手(you)、そして「単数形」は一人の相手を指します。

例にならって、基本形を辞書で探してみよう!

  Deutsche Verben in Personalform und Grundform
動詞の活用形 あなたの回答 確認 結果
du liest
er zog
er kam
er aß
er flog
du siehst
er wusch
du trittst
er saß
er fing
er vergaß
sie hat gefroren
sie ist gekrochen
sie hat gewusst

“Überprüfen” = “確認する”

*参考:So schreibe ich fehlerfrei in der Grundschule.Das Übungsbuch für eine sichere Rechtschreibung, Dudenverlag, Berlin, 2019

規則動詞の使い方

Ich(わたし)と規則動詞の変化(-e)

あわてずに、まずは規則的に変化する動詞。規則変化動詞から覚えていきましょう

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